80歳だから大往生ですね。太陽みたいにガハーッとした笑顔が、脳裏に焼き付いています。
この人の『スーダラ節』、大好きです。出会いは、自分が中学の時。ラジオから流れてきた天才的に調子のいい歌に、なんだこりゃ!?と。耳を疑いましたよ。
テキトーで、飄々として、スコーンと抜けてて。楽しい!この歌イイ!と周りの友達に言ったら、ヘンな顔されたっけ。
以後、懐かしTV特集などで『シャボン玉ホリデー』という伝説的番組を知り、そこでの「およびでない」というギャグも知り、ますます興味を持ちました。90年頃の再ブームは、この人の歌がたくさん聞けて嬉しかった。紅白も盛り上がりましたよね。
植木等という人、もちろん類まれな俳優さんなのですが、私にとっては、スーダラな歌をたくさん残してくれた素晴らしい歌い手さんなんです。口ずさんでいてこれ程元気になる曲たち、他にないです。
それも、ファイトォォいっぱぁぁっつ!!な汗臭い元気ではなく(私にゃムリ)、「ま、いろいろあるけど、やってこうじゃないの、ネ」な、力みのない元気。
「♪銭のないやつぁ俺んとこへ来い 俺もないけど心配すんな」
ですもん。解決してないじゃん!(笑) でもほっとしますね。
この人がお寺の息子というのは有名ですが(だから「無責任男」という役柄に、最初はものすごく抵抗があったそうですね)『スーダラ節』などという不真面目な歌をうたっていいのか、住職であるお父上に相談したところ
「『分かっちゃいるけどやめられない』という歌詞は、人間の真の姿だ」
とおっしゃったとか。
エエ話やー。私の人生も「分かっちゃいるけど・・・」の繰り返しだもんなぁ。
粋でダンディー。大変な努力家なのに、必死な姿をおくびにも出さず、ひらりとこなしてるように見せちゃう。カッコいいです。憧れのおじいちゃんでした。
ニュースは悲しかったけど、それ以来、気づけば『スーダラ節』を口ずさんでる私。最近ストレスたまってましたが、なんだか救われました。植木サンに、感謝

