シカゴの日々も残りわずか。カウントダウン始まりました。ひーー!(泣)
「♪じたばったすっるなよ 聖飢魔IIが くーるぜ」
んなこと言ったって、あせるぅぅ〜。
そんな合間に。
恒例「Chicago Gospel Music Festival」に行ってきましたよ。わーい。
* ステージとなるJay Pritzker Pavilion @ミレニアムパーク。昼の顔。実はシカゴとゴスペルは、切っても切れない関係なのです。
第1次大戦後、アメリカ南部の黒人達が職と自由を求め、北部都市へと大移動します(
great migration)。この一大ムーブメントでシカゴにもたらされたのが、ジャズ、ブルースといった黒人音楽。ルイ・アームストロングが頭角を表したのも、この時代のシカゴです。
これらとブラックチャーチ(黒人教会)音楽が融合し、「ゴスペル」として初めてレコーディングされたのが、1926年、シカゴの音楽家
Thomas Dorseyの手によるもの。以後Dorseyは、サウスサイドの
Pilgrim Baptist Churchで聖歌隊を指揮しつつ、数々のゴスペルを生み出して「
ゴスペルの父」と呼ばれるまでになったそうです。
なんでこんなにアツく語るかというとですね。
私、今の学校で最初にとった授業がシカゴの歴史でして。サウスサイド(Bridgeport)のウォーキングツアーで↑の教会も見学したし、時代の生き証人みたいなアフリカン・アメリカンのおじいちゃんから、教会とゴスペルの関係も教わったのでした。
その後、とっても悲しいことに教会は火事で焼失してしまいましたが・・・ ←偶然友達の車から煙見たんだっけ
てなワケで、毎夏開かれるこの音楽フェス、背景(
こちらや
こちら)を知らずとも純粋に楽しめるけど、知るといっそう思いが深くなるのであります。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・さて、私がのぞいたのは6月2日、3日の夜遅く。
すでに会場は大盛り上がり。ステージからは、歌声が怒涛のように押し寄せ、ダウンタウンのビル群なぎ倒し、聴衆を歓喜のうずに巻き込んでおりました。いつも思うけど、アフリカン・アメリカンの声量ってのには、逆立ちしたってかないませんねぇ。これぞ神様から与えられた「ギフト」だと思うですよ。
3日のトリは
Tye Tribbette & G.A.というグループでした。これがね、ものすごっっくパワフルなステージングだったのです。
ゴスペルというと、『天使にラブソングを(Sister Act)』みたいな正統派を思い浮かべるのですが、このグループは、寝ている神様叩き起こさんばかりの勢い。リーダーのTyeっていう人は、アレ。『ブルース・ブラザーズ』のジェームス・ブラウン牧師を30歳若くしたノリで。シャウトしたり飛び跳ねたり、まさに野獣(笑)。ワイルドにもほどがあるぜ →公式。音出るぜ
*この時、私は公園内通路から身を乗り出して、ステージを眺めていたのです。1人だったし(前日はオットもいました)、
「ぷっちょぉは〜〜んずあっぷ!!! Put your hands up!」なんてあおられても、みんなのように両手を空に挙げることもできないヘタレだったのですが、ある歌の最中、となりに立っていた女性からぽんぽん肩を叩かれました。
アフリカン・アメリカンのその女性は、赤ちゃんを抱っこしながらずーっと歌っている人で、その美しい歌声に「長年教会でゴスペルうたってきたんだろうな」と密かに聞きほれていたのです。
その彼女が優しくほほ笑み、うたいながら私をぽんぽんしてくれる。大丈夫よ。神様がついているから。
うーーーん。なんという温かな感情。
大人数でゴスペルをうたう醍醐味は、この一体感にあるんだと思えた一瞬でした。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・こんな素晴らしいライブなのにタダなんて。ジーザス!って感じですよ、ほんと。
これから夏の公園は、イベント目白押し。7日からはおとなりグラントパークで
ブルースフェスティバルも始まります。ああ、この場所にもうちょっといられたらいいのに・・・と、やっぱり「♪じたばった」してしまうのでした。